歌で高音が出せなくて辛い!
好きな曲が高くて歌えない!
こういった悩みを抱えている人は多いと思います。
理由は共通していて、地声で無理に高い音を出そうとしているからです。
あなたが高い声が出なくて悩んでいるのは、あなたに歌の素質がないわけではなく、ただ正しい発声方法を知らないだけなんです。
もしもあなたがプロの歌手のようなハイトーンボイスに憧れていたり、歌いたいけど高音が出なくて諦めている曲があるのなら
今、この瞬間から地声で高い声を無理に出すのはやめてください。
ミックスボイスとは?
まず、歌声というのはいくつかの種類があります。
音の高さによって変わるこの声の質を「声区」と呼びます。
この声区をしっかりと理解することが正しいミックスボイスの習得に繋がります。
ですので、焦らずにゆっくり理解を深めてくださいね。
そんなの知ってるよ!
って人もどうぞ、改めて復習と思って確認をしてみてください。
低い順から
・チェストボイス
・ヘッドボイス
・ファルセット
という順番で紹介していきます。
チェストボイス(地声)
まずは歌のメインと言える地声のチェストボイスです。
するとどうでしょう、胸に振動が伝わりますよね。
これがチェストボイスの基本です。
チェストボイスをわかりやすい例で言うと「千の風になって」で有名な秋川雅史さんですね。
ヘッドボイス(息漏れのないウラ声)
1. 頭のてっぺんに手を置く
2. 口を閉じて「ンーー」と発声する
3. 顔の前にもう片方の手のひらをかざす
4. 鼻と口から息が漏れないように意識をし、口を開けてウラ声で「ウーー」と発声する
頭に振動が伝わりましたか?
これが息漏れのないウラ声である、ヘッドボイスの基本です。
手のひらに息が当たらないように発声してみてくださいね。
これにより声門が閉鎖したウラ声となります。
こちらは「もののけ姫」で有名な米良美一さんのものまねがわかりやすいかと思います。
ファルセット(息漏れのあるウラ声)
1. 手のひらを顔の前にかざす
2. 手のひらに息を当てるように「ハーー」とウラ声で発声する
これが息漏れのあるウラ声である、ファルセットです。
ヘッドボイスとの最大の違いがこのファルセットでは息漏れがある=声門が開いた状態ということになります。
このファルセットは普段の生活では使われることがほとんどない為、上手く使えるようになるには練習が必要な発声方法です。
歌とは、高さによって声を切り替えるもの
男性だとだいたいG4(mid2G)前後
女性だとだいたいC5(hiC)前後
以上が地声で出せる音域の最高音になってきます。
これ以上の高さの音になると声がガラっとひっくり返ってウラ声を使っての発声になります。
この地声とウラ声がひっくりかえる境界を換声点(かんせいてん)と呼びます。
ミックスボイスとはずばり、この換声点を消して地声からウラ声にスムーズに(聴いてる人にわからないように)繋げていくための発声方法になります。
つまり声区を低い順番で並べると
となります。
男性ではだいたい
E4〜A#4の音
女性ではだいたい
A#4〜C5の音
あたりをミックスボイスで発声します。
例えばあなたの音域を1〜10という数字で表した時
1〜5を地声
6〜10をウラ声
を今まで発声していたとします。
これを正しい発声方法だと
このように楽に、効率よく、自然な繋がりで発声をすることが出来ます。
このミックスボイスを使うことにより、今まで地声で無理にカバーしていた高めの音はリラックスした発声で出すことが出来ます。
そして高くて届かなかった音も出すことが出来るようになり、さらに高いウラ声にもスムーズに綺麗の繋げることが出来ます。
ミックスボイスを習得することはあなたの歌の世界を間違いなく広げます。
そのミックスボイスの秘密は
チェストボイス(胸)
ヘッドボイス(頭)
その中間、つまり鼻にあります。
長くなりますので次の記事でミックスボイスの正しい発声方法を紹介していきます。
この記事は以下のボイトレ本を参考に制作されています。
ミックスボイスに対する正しい知識と練習用CDが付属されているのでミックスボイスへの近道になると思いますので参考にどうぞ。
最後までよんでくれてありがとうございます。
びとうくん(@bitoukun_hatena)でした。